よくある質問 | 尼崎市武庫之荘東の小児科・アレルギー科 『岡﨑こどもクリニック』

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熱中症について
日本救急医学会から重症度(三段階)の区分が提唱されています。
  1. Ⅰ度(軽症)現場での応急処置が可能:めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)、大量の発汗
  2. Ⅱ度(中等症)病院への搬送が必要:頭痛・気分の不快・嘔気・嘔吐、力が入らない、体がぐったりする(熱疲労、熱疲弊)
  3. Ⅲ度(重症)入院・集中治療が必要:意識がなくなる、けいれん、歩けない、刺激への反応がおかしい、高体温(熱射病)
熱中症が疑われる人を見かけたときは、すぐに風通しのよい日陰やクーラーが効いている室内など涼しい場所へ移動し衣服をゆるめたり、体に水をかけたり、濡れタオルをあてたりして、体から熱を放散させ冷やす。冷たい水を与え、たくさん汗をかいた場合は、スポーツドリンクや塩あめなどにより、塩分を補給する。自分の力で水分の補給が出来ない様子や意識障害が見られる場合は、症状が重くなっているため、直ぐに病院へ搬送する。
食中毒について
基本的な事項をお答えします。
夏から秋(6月から9月)までは温度、湿度が高い為、細菌が繁殖しやすく、食中毒が流行する季節です。
冬はノロウイルスのような乾燥に強いウイルスが流行する傾向にあります。
食中毒は家庭でも発生しています!
食中毒予防の3原則
細菌をつけない ・・・ 手や食材、まな板などはこまめに洗う
細菌を増やさない ・・・ 調理したらすぐに食べ、冷蔵庫を過信しない
細菌をやっつける ・・・ 魚や肉は中心部まで十分に加熱する
小児(15歳以下)は生卵(卵かけご飯等)を食べるのは止めた方が安全です(サルモネラ菌感染のリスクが高くなる為)。
また、嘔吐・下痢の際には経口補助液(熱中症の時と同じです)を使用しましょう。
こどもの便秘について教えてください
多くのこどもが経験する便秘は、一時的であれば問題ないのですが、長期にわたり放置すると、排便を我慢するなどして悪化し、便漏れを起こすことも有ります。離乳食を始めるなど食事の変化や、おむつを外すためのトイレトレーニング、小学校入学をきっかけに便秘になりやすく、飲み薬や浣腸によって、溜まった便を出し、腸を空にして便秘の悪循環を断つことが大切です。以下の項目に当てはまるものがあれば受診の目安になりますのでご相談ください。
  • おむつが外れたのに便のお漏らしをする
  • 便をしたいときに、足をクロスさせて我慢する
  • 排便の時に痛がったり、出血したりする
  • 柔らかい便なのに排便の回数が少ない
    (小児慢性機能性便秘症のガイトラインから一部改編)
また通常の治療で改善しない場合は専門医での診療が必要な場合が有ります。
こどもの喘息の診断について教えてください
喘息は、気管支が傷つき・腫れ・痰がつまる(気道炎症)のために気管支が狭く(気道狭窄)なって空気が通りにくくなる病気です(15歳未満で発症すると小児喘息、2歳未満だと乳児喘息といいます)。
咳が長く続き、呼吸のたびに「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」(喘鳴)、呼吸困難などの発作を繰り返します。小児喘息の80%は3歳までに発症し、発症のピークは1歳半前後と言われています。特に乳児期にアトピー性皮膚炎を発症した場合には、喘息発症の可能性が高いと考えられています。
また両親に喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患の既往があれば発症のリスクは高くなります。原因となるアレルゲン(抗原)はホコリ(ハウスダスト)、ダニ、カビ、動物の毛(犬や猫などのペット)などが重要です。原因アレルゲンを調べるためには「血液検査」「皮膚テスト」を行います。血液中にIgE抗体(アレルギーを起こす抗体)が検出されれば原因抗原が特定されます(小児喘息では約90%が吸入抗原陽性です)。
喘息のこどもは気管支が敏感でわずかな刺激でも強く反応し、冷たい空気や花火・たばこの煙などアレルゲンではないものやウイルス感染(RSウイルスやライノウイルスなど風邪を引き起こすウイルス)が喘鳴の原因となったり喘息発作の誘因となることも有ります。
長引く咳やゼイゼイを繰り返す場合は専門医による診察を受けるようにしましょう。
こどもの喘息の治療について教えてください
喘息は咳やぜーぜー等の呼吸困難を繰り返す病気です。
起こった発作を止めるだけでは喘息はよくなりません。一度起きた喘息の発作をきちんと治して、その後に発作が起こらない様に悪循環を断ち切ることが大切です。喘息は発作が起こる前に防ぐこと、これが発作を起こしにくい気管支を作り喘息を治すコツです。
発作が止まれば、一見普通の状態に戻ります。しかし発作が起きた後は、気管支の炎症はひどくなっています。悪化した炎症はすぐには治りません。炎症がひどくなった気管支は、より過敏になり以前より小さな刺激で発作が起こるようになっています。このような悪循環を断ち切る為には「発作を起こさない工夫」と「発作が起きた時の適切な対処」が重要です。
最近では発作を起こさないような薬がいろいろと使用出来、炎症を収める薬を用いて発作を予防し、長期に使用することで喘息の発作を起こさないようにすることが出来ます。また、ホコリ、ダニ対策(環境整備)や規則正しい生活や風邪を引かない様にするすることも大切です。
スポーツや幼稚園・学校の生活も含めて普通の生活が出来るように喘息の治療をすることが大切です。
こどもの事故の予防法について
保護者の注意で事故の約60%は未然に防げるとの報告が有ります。また低年齢ほど保護者の気配りで事故が高率に予防可能(0~1歳で80%以上)とされています。主な事故の予防法を示します。

転落・転倒・打撲:ハイハイをする年齢から起こり、特に1歳前後に多発します。床は整理整頓し、洗濯物、紙、ナイロン袋などは散乱しないようにしましょう!フローリングなどスリップしやすい床には気を付けて、水がこぼれた場合はすぐに拭きましょう。風呂の洗い場もスリップしやすいので要注意!転落の多い階段などには柵を作りましょう!椅子やベッド、ソファーでふざけさせないようにしましょう!ベランダには踏み台になるものは置かないようにしましょう!

熱傷:熱い液体をこぼしての熱傷が多い、また炊飯器の蒸気口などに手を突っ込んだり、思わぬ行為に注意が必要です。テーブルに熱い物を置くときは出来るだけ手の届かない中央に置いたり、テーブルクロスを使用しないようにしましょう。台所に入らないように注意したり、ポットや炊飯器は手の届かない高さに置きましょう。アイロンなどはすぐに片付け、ストーブには柵をしましょう!マッチやライターはこどもの手の届かないところに片付けましょう。

誤飲:タバコが誤飲の半数を占め誤飲を繰り返すこどもが少なくありません。直径3.2~3.5cmの物は口の中に入れてしまい窒息や誤嚥・誤飲を起こします。これより小さな物はすべてこども達の手の届かないところに整理しましょう!タバコや灰皿は床やテーブル上に放置しないこと、空き缶を灰皿代わりに使用したり、ペットボトルに薬液を入れたりしないことが必要です!兄弟がいると玩具が出しっ放しになり、電池などが散乱します。整理整頓を心がけましょう!

溺水:1歳前後に浴槽での溺水が集中します。浴槽の丈が70cm以下では転落しやすく、こども同士のお風呂でも小さい子の溺水が起こります。お風呂には外鍵をつけましょう!わずか10cmの溜め水でも溺水が起こりますので、絶対に溜めないようにしましょう。こどもを浴室に1人きりにしないようにしましょう!洗髪中は浴槽から出しておきましょう!大人が沢山いる時ほど監視が分散して事故が多くなりますので、夕食の時間帯には特に注意しましょう!

おねしょ(夜尿症)について教えてください

いつごろ医師に相談すれば良いですか?
小学校入学前後でまだ「おねしょ」が続く場合は、「夜尿症」のケースが多く、医師に相談しましょう。
医師のところではどのような治療をしますか?
「夜尿症」治療のスタートは、生活習慣の改善です。夜更しなどの不規則な生活パターンの是正、夕方から寝る前の水分の摂り方など指導を受けることで、「夜尿症」の約2-3割は治ると言われています。生活改善で効果不十分な場合は、薬剤による治療やおねしょアラームを用いた治療を行います。
「夜尿症」の治療はなぜ必要なのですか?
「おねしょ」が理由で、楽しいはずの宿泊行事への参加をためらったり、「おねしょ」が深刻ないじめの原因になるとも言われています。治療しないと大人になっても治らない方もいます。治療をすることで、「おねしょ」の問題を解決することは、大きな意義があると言えます。

食物アレルギーについて教えてください

どんな症状が食物アレルギーでしょうか?
何かを食べた後、2時間以内に次のような症状が現れた場合に食物アレルギーの可能性があります。
  • 皮膚症状(皮膚のかゆみ、蕁麻疹、紅斑、紅潮など)
  • 粘膜症状(唇やまぶたが腫れる)
  • 消化器症状(腹痛や嘔吐・下痢など)
  • 呼吸器症状(咳、ぜいぜい、くしゃみ、鼻汁、息苦しいなど)
これらの症状が複数で急激に起こることをアナフラキシーといいます。さらに血圧低下や意識障害が同時に起こる場合をアナフラキシーショックと呼び非常に危険な状態です。
食物アレルギーの診断は?
食物アレルギーが即時型アレルギー反応と認められる症状かどうかは、専門医に相談しましょう。
疑わしい食物(アレルゲン)があれば、血液検査で特異的IgE抗体を調べますが、原因食物の推定や除去は、検査結果だけではなく問診などから総合的に判断します。確定診断や食べられるようになったかを確認するためには、経口負荷試験が必要な場合も有ります。

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